待ち望んだ1本が最高の場面で出た。東京五輪の野球ノックアウトステージの第1戦・米国戦(横浜)が2日、行われ、鈴木誠也外野手(26=広島)は「4番・右翼」で先発出場。3打数1安打1打点で2四球を選び、チームの勝利に貢献した。

 試合前まで無安打だった主砲がついに〝らしさ〟を見せた。3―6の5回先頭だ。米国3番手の元日本ハム・カーターの3球目、直球を完璧にとらえて左翼へ1号ソロとした。五輪初安打が初本塁打と侍の4番としての存在感を発揮した。

 チームも延長10回タイブレークで勝利。鈴木誠は「久しぶりに興奮する試合で楽しかった」と笑顔を見せた。安打が出ない中でも「とにかくチームのために、何か一つでも貢献できるように、という気持ちで試合に臨んでいた」という。

 それでも待ちに待った初安打に「今日は1本出たので気持ち的にもホッとしました」と本音をポツリ。次戦は韓国戦。鈴木誠は「チームもいい流れで来ているので、このまま隙を見せないようにしっかり頑張っていきたい」と話した。