中日はホーム最終戦となった21日の広島戦(バンテリン)に10―0で勝利。今季初めて単独4位に浮上した。

 試合後にはセレモニーが行われ、井上一樹監督(55)がファンにあいさつ。「今年は創立90周年。チームの飛躍を皆さんに期待され、そして私たちもそれに邁進するつもりでございました。春先のつまずきから挽回しようと必死になってやってまいりましたが、現段階の地位に甘んじていることを心よりお詫び申し上げます」と、開幕から借金生活に低迷しているチーム状況をファンに謝罪した。

 中日はここまで137試合を戦って、59勝76敗2分けの借金「17」。すでにBクラスが確定し、14年連続クライマックスシリーズ進出なしとなっている。

 井上監督のあいさつ中、スタンドの一部からは「落合呼んでこい!」「責任取れ!」と厳しいヤジも飛んだ。だが、ホーム最終戦で大勝した直後とあって球場内のほとんどは応援ムード。「これだけ素晴らしい選手もいます。その選手を皆さん、また来年も応援をよろしくお願いします。来年もバンテリンドームナゴヤ、この〝我が家〟に帰ってきてください。中日ドラゴンズを代表して私からお礼を申し上げます。多大なるご声援を本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べると、竜党からは大歓声と拍手が送られた。

 6年連続Bクラスが確定し、今後の焦点は井上監督がこのまま来季も指揮を執るのかどうかに移る。セレモニー後に報道陣の取材に対応した加藤宏幸球団社長は「まだシーズン中なので人事について、今、特に言うことはありません。残り6試合、一つでも多く勝って順位を上げていくということです」と語った。