赤ヘル軍団が厳しい現実を突きつけられた。広島は21日の中日戦(バンテリンドーム)に0―10で大敗を喫し、残り12試合でCS進出の可能性が完全消滅。3年連続のBクラスが確定した。

 投打ともに振るわなかった。右肩関節周囲炎から約1か月ぶりに一軍復帰した先発・斉藤優汰投手(22)は立ち上がりから中日打線につかまった。初回二死から細川、サノー、石川昂、花田に4連打を浴び、右翼・末包の失策も絡んで2点を先制された。

 2回も先頭・石伊への四球からピンチを招いた。高橋宏の犠打、福永の左前打で一死一、三塁とされると、村松に左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びて0―4。4回には再び村松に左越えソロを許した。斉藤は5回95球、9安打5失点(自責4)で降板し、3敗目(2勝)を喫した。

 救援陣も流れを止められなかった。6回に登板した2番手・赤木は高橋宏の右前打、福永の二塁打などで一死満塁とされ、細川への押し出し四球で6点目。さらにサノーに2点適時二塁打を浴びた後に暴投でも失点し、この回4失点。7回には3番手・杉田も3者連続四球から1点を失い、10点差まで広げられた。

 打線も中日先発・高橋宏を攻略できなかった。3回に勝田、佐藤啓の安打で二死一、二塁としたが、菊池が空振り三振。6回には先頭の代打・ファビアンが中前打を放ったものの後続が倒れ、7回の先頭・末包の左前打も得点にはつながらなかった。

 8回は2番手・宮内に3者連続三振を喫し、9回も3人で攻撃終了。最後まで三塁を踏めず、4安打12三振で今季16度目の完封負けとなった。投手陣は12安打10失点、打線は4安打無得点に終わった。

 これで広島は53勝74敗4分けとなり、借金は今季ワーストの21。借金21以上は2010年以来16年ぶりの屈辱だ。この日勝った中日がヤクルトを上回って今季初の単独4位に浮上し、最下位・広島は4、5位とともに2ゲーム差となった。新井広島は残り12試合、最下位脱出へ向け意地を見せられるか。