元広島の羽月隆太郎元選手(26)に「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを譲渡したとして、医薬品医療機器法違反罪に問われた滝口涼介被告(38)の初公判が16日、広島地裁で行われた。

 起訴状によると昨年11月、広島羽月元選手に指定薬物であるエトミデートを東京都内からレターパックで譲渡としたとされる内容で、滝口被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。その後、裁判官から拘禁刑2年、執行猶予4年(求刑拘禁刑2年)の有罪判決を言い渡され、即日結審となった。

 一連の騒動では週刊誌報道で、その他の主力選手にも同様の薬物使用疑惑が浮上。矢野、前川ら所属選手が警察の家宅捜査を受けるなどしたが、滝口被告は羽月元選手以外の第三者への薬物譲渡は否定した。

 この日、都内でオーナー会議に出席した松田一宏オーナー代行は「警察の捜査が完全に終了したという状況ではまだないと思う」とコメント。7月に広島県警から家宅捜査を受けた矢野、前川については「結論が出ているのか、どうかっていうのは、まだ分からないので」と慎重な姿勢を崩さなかった。