鳴り物入りで加わった「最強守護神」が、10月を前に居場所まで失いつつある。ドジャースのエドウィン・ディアス投手(32)が新天地で転落劇に直面している。米メディア「ファンサイデッド」運営のメッツ専門サイト「ライジング・アップル」は15日(日本時間16日)、昨季までメッツで同僚だったオリオールズのピート・アロンソ内野手(31)との明暗を特集した。
アロンソは14日(同15日)、移籍後初めて敵地シティ・フィールドに戻り、メッツ戦に出場。チームは2―1で勝利して古巣をポストシーズン争いから脱落させ、本人も大歓声で迎えられた。今季は打率2割6分8厘、35本塁打、ア・リーグトップの100打点。昨オフに5年総額1億5500万ドル(約240億円)で獲得したオリオールズの期待に応えている。
対照的なのがディアスだ。昨オフにメッツとの契約をオプトアウトし、ドジャースと3年総額6900万ドル(約107億円)で契約。ところが移籍1年目は16試合、13回2/3で2勝2敗、防御率11・85。11度のセーブ機会で7セーブにとどまり、4月末に右ヒジを手術した。7月29日(同30日)に復帰したものの、8月18日(同19日)には右首の炎症で再び負傷者リスト(IL)入りした。
リハビリ登板も散々だ。13日(同14日)の3Aオクラホマシティ戦では8人に投げて2安打3四球1死球、2アウトしか奪えず5失点。30球中ストライクは13球だった。3A4試合でも3回1/3で6失点、7四球と制球難は深刻だ。この体たらくには、ロバーツ監督も「もっといい投球をしないといけない。良くない」と苦言。ポストシーズン登録についても「ベストの投手で臨まなければならない」とし、ディアスを外す可能性を否定しなかった。同サイトも10月の戦力として必要とされるかは不透明と指摘する。契約は2028年まで残るが、このままでは来季も守護神の座は安泰とは言えない。
昨冬、同じクイーンズを離れた2人。一方は古巣で喝采を浴び、新天地でも活躍。もう一方は大型契約を結んだ王者で、10月のメンバー入りさえ危うい。わずか1年足らずで、残酷なほど明暗が分かれた。












