セ5位の中日が15日の阪神戦(甲子園)に4―1で快勝。首位に立つ猛虎の本拠地で同一カード3連勝を決めて今季の対戦を終えた。

 またしても底力を見せつけた。先発した柳は1点リードの5回に森下に阪神の34イニングぶりとなる得点、61イニングぶりとなる適時打を許して1点を失ったが、すでにカード勝ち越しを決めて勢いに乗る攻撃陣が黙っていなかった。直後の6回にミゲル・サノー内野手(33)が、一死一塁の場面で相手4番手・石井の直球を強振。打球は左中間席の最前列に飛び込む勝ち越しの22号2ランとなり、〝無双右腕〟が続けてきた連続無失点試合を「52」で途絶えさせた。

 粘投した柳は6回までを投げ抜いて1失点で7勝目(5敗)。打線は7回に福永の適時打で1点を追加してダメ押しし、マジック点灯中の阪神を7連敗に陥れる強烈すぎる爪痕を残した。今季の阪神戦はすでに負け越しが決まっていたが、怒とうの3連勝で最終的には11勝14敗まで巻き返したことは大きな収穫といえそうだ。

 また、阪神に大ブレーキをかけさせたことで、0・5ゲーム差の2位から首位奪取を狙った巨人ファンからは感謝の声が殺到した。巨人はこの日のDeNA戦(横浜)でエース・戸郷が2回までに4被弾を許す大乱調で9失点KO。試合の序盤で大勢が決したことで、この日の首位浮上を諦めたG党は阪神の勝利を阻止した中日の奮闘に頭が上がらなかった様子だ。

 Xには「本日もありがとうございます」「中日様様でございます」「いつもお世話になっております」といった投稿が相次ぎ、ライバル球団のファンの間で不思議なタッグが完成。しまいには「中日ドラゴンズ様」がトレンド入りする事態となった。

 中日は残り10試合。次戦は18日の巨人戦(東京ドーム)となっている。