ドジャースが新星の登場に沸いている。13日(日本時間14日)の敵地マーリンズ戦は4―6で痛恨の逆転サヨナラ負け。8回以降の2イニングで救援陣が大量6点を失う大誤算に見舞われた。
8連勝後の2連敗となったが、ルーキーの大活躍は好材料だった。負傷者リスト入りした大谷に代わってメジャーに初昇格したホスウェイ・デパウラ外野手(21)が「6番・左翼」で先発出場。4回無死一、二塁の場面で右腕・ペレスの内角98マイル(約158キロ)のフォーシームを捉え、右翼フェンスを越えるうれしい初アーチをかっ飛ばした。第1打席は四球を選び、3打席目は二塁打も記録してメジャー3試合目にして2安打3打点の大暴れだった。
地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「デパウラは打てる。本当に打てる」と衝撃を受け「当初は一杯のコーヒーを飲むだけの予定だったが、今ではオーディションになってしまった。プレーオフの登録メンバー入りをかけたオーディション。来季の外野のレギュラーの座をかけたオーディションだ」と一過性ではなく、来季の起用法にまで影響を及ぼすと報じた。
10月に迫るポストシーズンでは大谷の状態が不確定で、フリーマンも右ヒザ痛を抱える。それだけに「ドジャースにとってデパウラが『必需品』になる可能性がある」とし「守備や走塁に弱点があるものの、カイル・タッカーやテオスカー・ヘルナンデスのどちらかが打撃不振に陥った場合、彼らの代役となる可能性がある。最悪の場合、大谷の体調が戻らなければ緊急時の指名打者としての起用も考えられる」と高評価した。
そこまで能力を買ったのは新人離れした落ち着きぶり。「冷静さを保ち、我慢強くストライクゾーンをコントロールし続けた」とわずか3試合ながら11打席で4四球を選んだ点にあるという。
ドジャースではスター選手をそろえる一方、野手の高齢化が近年の大きな課題となっている。デパウラは実力者たちを押しのける世代交代の旗手となる存在とみられ、同紙は「ドジャースは長期的にどのような意味を持つか分かっている。来季、外野に彼のポジションを確保しなければならないだろう。その代償として来月34歳になり、契約が残り1年となっているテオスカー・ヘルナンデスを外すことになる可能性が高い」と占った。
ポストシーズンまで2週間余り。デパウラにとっては真価が問われる期間となりそうだ。












