ヤンキースは13日(日本時間14日)、本拠地メッツ戦に2―0で快勝。サブウェイシリーズに勝ち越した。勝利の立役者は6回を投げ1安打無失点、8奪三振の快投を披露した先発のキャメロン・シュリトラー投手(25)。リーグ2位タイの14勝目(6敗)を挙げ、防御率はリーグ唯一の1点台(1・95)に突入した。

 ここまで31試合に先発し、1失点以内に抑えた試合が今回で21回目。米メディア「クラッチ・ポインツ」は「オープナーを除くと、シュリトラーは1917年以降、アメリカン・リーグにおいて『1失点以内での先発登板』を21試合以上記録したわずか4人の投手の一人だ」と報じた。

 メジャー2年目ながら快進撃を続けるNYの新エースに、アーロン・ブーン監督は「彼はMVPになる可能性だってあるだろう。本当に素晴らしい活躍をしてくれている。最高のシーズンを送っているし、あと1か月半ほど続くと期待している今後の戦いに向けて、まだ余力も残っているはずだ」と称賛。チームの主砲、アーロン・ジャッジも「間違いなくMVP級の投球をしているが、サイ・ヤング賞という『球界最高の投手』に贈られる賞があるのには理由があるからね。サイ・ヤング賞には間違いなく彼に一票を投じる」と力を込めた。

 MVPとサイ・ヤング賞を同時受賞したのは2014年のクレイトン・カーショー(ドジャース)が最後。シュリトラーはア・リーグのサイ・ヤング賞有力候補になっているが、MVP争いは打撃3冠を視野に入れるヨルダン・アルバレス(アストロズ)が一歩リードする展開となっている。
NYの熱い期待を背負う若き新エースのダブル戴冠はあるのか。