セ4位・ヤクルトは19日のDeNA戦(横浜)に3―5で逆転負け。先発・高梨が5回1失点の好投で打線も5回までに3点を奪ったが、7回に3番手・清水が牧にグランドスラムを浴びた。池山隆寛監督(60)は「うまくつなげられての満塁ホームラン。さすがスターですね」と脱帽するしかなかった。
今カードを1勝2敗で終え、DeNAとのゲーム差は9。直接対決でその差を縮めることはできず、早ければ20日の巨人戦(東京ドーム)でCS進出が消滅する。
そのため高卒2年目の田中陽翔内野手(20)やドラ1の松下歩叶内野手(23)がスタメンに名を連ねるなど、〝若手育成〟の狙いがにじむ起用が目立ち始めた。
中でも競争が激しいのが外野だ。ここまで主力としてチームを支えてきたサンタナや、規定打席到達を狙える位置にいる増田。盗塁王に王手をかける岩田など現在一軍に外野手が6人いる。その中でチャンスに備えているのが、西村瑠伊斗外野手(22)。4日の中日戦(神宮)で「2番・左翼」で先発し、プロ初の本塁打をマーク。今季は69試合に出場し、打率2割9分と好調を維持しているが、その試合を最後にスタメン出場はなく、代打や守備からの出場が続いている。
指揮官は「なかなかサンタナ選手が頑張ってるので」と説明。「やっぱり足が速くてしっかり守れる選手が多いので。本当にみんな使いたいぐらいで…いい悩みなんですけど」と選手層の厚さゆえの苦悩を口にする。続けて「刺激し合いながら。丸山選手が打てば、岩田選手も黙ってはいないでしょうね」と定位置争いへの奮起を促した。
そしてその言葉どおり、この日「2番・中堅」で先発した岩田が右翼線へ適時二塁打を放ち、存在感を示した。残り11試合は一打、一守備が大きな意味を持つ。競争の激しい外野の椅子を最後につかむのは、果たして誰か――。












