「メジャーの洗礼」を受けるどころか、待っていたのは〝大歓迎〟だった。ドジャースのホスウェイ・デパウラ外野手(21)が、昇格直後から名門のクラブハウスにすっかり溶け込み、若さ全開の〝愛されキャラ〟になっている。
11日(日本時間12日)に傘下2Aタルサから一気にメジャー昇格。18日(同19日)のジャイアンツ戦では、本拠地デビューで6回に勝ち越しの適時二塁打を放ち、8―2の勝利に貢献した。だが、21歳が何より驚かされたのは成績以上に周囲の空気だった。
米ドジャース専門メディア「ドジャー・ブルー」は19日(同20日)、デパウラが地元メディア「スポーツネットLA」に「予想外だったのは、このチームがこんなに素晴らしい人たちばかりだったこと。みんなが受け入れ、温かく迎え、居心地よくしてくれた。ありのままの自分でいられる」と明かしたことをクローズアップ。13日(同14日)のマーリンズ戦でメジャー初本塁打を放った際も、仲間の反応に「みんな僕を応援してくれていた。本当に最高」と感激していた。
しかもフリードマン編成本部長の就任後、2Aから直接メジャーへ昇格した球団初の野手有望株という異例の抜てき。それでも29打席で8四球を選ぶなど、気後れするどころか堂々と自分の持ち味を出している。
その空気に背中を押されるように、本人も遠慮はない。豪快なバット投げや二塁上での喜び方、屈託のない笑顔でベテランぞろいの集団に新風を吹き込み、ロバーツ監督もその「エネルギー」と「自信」を称賛。超有望株が周囲に合わせて小さくなるのではなく、素のまま仲間を巻き込んでいる。
世界一3連覇を狙う重圧の中、21歳の無邪気さは思わぬ潤滑油になっている。プレーだけでなく、存在そのものがクラブハウスを明るくする――。デパウラは早くも、王者に欠かせない〝末っ子〟の座をつかみつつあるようだ。












