一発だけでは、10月への扉はこじ開けられない。ワイルドカードでのポストシーズン進出へ崖っぷちのブルージェイズに〝長距離砲頼み〟からの脱却が求められている。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は19日(日本時間20日)、ブルージェイズが今季残り試合で克服すべき課題として「攻撃陣は目を覚まさなければならない」と打線の奮起を挙げた。
チームは18日(同19日)、敵地でのレンジャーズ戦に1―7で敗れ、76勝78敗。ア・リーグのワイルドカード3枠目とは2ゲーム差と、もう取りこぼしが許されない。打線も今季620得点にとどまり、決定力不足が重くのしかかる。
その中で頼みの綱となっているのが、MLB移籍1年目から孤軍奮闘している岡本和真内野手(30)だ。18日終了時点でチーム最多の33本塁打、88打点。ウラジミール・ゲレロ内野手(27)も13日(同14日)のオリオールズ戦で今季本拠地初本塁打を放つなど、ようやく復調の兆しを見せている。
同誌は、8月1日(同2日)以降に5得点以上した試合では、16勝4敗と高勝率を誇る点を指摘。「ゲレロか岡本のビッグスイング」が必要とした一方、それだけに頼る攻撃では限界も見える。長打が出ず沈黙する流れのままでは、短期決戦以前に10月へたどり着けない。
大ベテランのマックス・シャーザー投手(42)も「先発だけでなく、ブルペン、打者も含め全員の力が必要だ」と訴える。岡本とゲレロの一振りを生かすためにも、その前後がどう得点を生み出すか。残された試合で問われるのは〝二枚看板〟の破壊力ではなく、打線全体の厚みだ。













