阪神は5日のDeNA戦(横浜)に7―11で敗れ2連敗。2位・巨人が広島に勝利したためゲーム差を「1」まで詰められた。虎先発の高橋遥人投手(30)は4回を投げ今季ワーストの6失点(自責は4)。無双左腕がまさかの乱調でマシンガン打線にハチの巣にされた――。
 
 試合前時点でリーグ最多の11勝をマークし、防御率(1・70)、勝率9割1分7厘)などの各スタッツでもセ界トップを走っていた高橋は、初回を三者凡退で切り抜ける順調な立ち上がり。2回の攻撃では熊谷が二死二、三塁から中前への適時打をマークし、2点のリードを手にした。

「ハルトの登板試合で序盤から2―0」。左翼席の虎党からすれば早くも勝利を確信したくなるようなシチュエーションだったが悪夢はここから始まる。直後のDeNAの攻撃で先頭・エンカーナシオンに中前打を許すと打席には筒香。初球148キロの直球は外角低めへ完全に制球されていたが、百戦錬磨のハマの長距離砲はこれを見事に捉えると白球は美しい軌道を描きながら逆方向の左翼ポール際へ着弾。一瞬でゲームを振り出しに戻された。

 何かが狂った左腕は、この回なおも一死一塁とすると、宮下にまで右翼席への5号2ランを浴びてしまいスコアは2―4。続く3回には遊撃・元山の失策などで一死三塁とするとエンカーナシオンの遊ゴロの間に5失点目。さらに4回には無死二塁から関根に適時二塁打を許すと次の攻撃で代打を送られお役御免となった。

 2番手の早川もイニングをまたいだ6回につかまり打者一巡&計7安打の猛攻を浴び5失点。3―11の8点差と大差をつけられた時点で事実上の白旗となった。藤川監督は「ミスした方が負ける。そういった展開になりましたね」と淡々。使える投手の数に限りがある中、「6回は何とか最後まで早川に投げきってほしかったのか」と問われると「まあそういうことなのかもしれませんね」と応じるにとどめた。