走り続けるために──。ソフトバンクは後半戦最初のカードとなる楽天戦(楽天モバイル)で2連勝を飾った。4日からは日本ハム、西武との6連戦。上位チームをしっかりたたき、首位の座をより強固なものにしたいところだ。
そんな中で今季も走攻守で存在感を発揮しているのが周東佑京外野手(30)だ。リーグトップの23盗塁に加えて、中堅守備でも持ち前の広い守備範囲を発揮。バットでは春先はやや苦しんものの、7月の月間打率は3割2分5厘。夏場にかけて状態を上げており正木、近藤の間を打つ2番として役割を果たしている。
そんな周東はここまで90試合に出場。体調不良や死球による欠場もあったが、大きな離脱なく中堅の座を守り続けている。昨季は2度の骨折や腰の張りもあり、96試合の出場にとどまった。今季はWBCにも出場するなど、より早い時期からの調整が求められたが「(身体は)去年より動けている」と順調に試合をこなしている。
その要因のひとつが「省エネトレーニング」だ。〝走り屋〟からレギュラーになるため、トレーニングにも重点を置いてきた周東。だが、今年は「去年ほどバカみたいにトレーニングしてない。いろいろ考えながら1、2か月とかスパンで見ながらやれている」と長期的視点を重視。移動日などスケジュールを考慮した上で、スタッフらとともに「1年間走り続けられる」ロードマップを描いている。
4度の盗塁王を獲得してきた鷹の韋駄天(いだてん)もすでに30歳。全試合出場を目標に掲げるなど「試合に出ること」へのこだわりは強いだけに、コンディション面のケアはこれまで以上に重要だ。昨オフには5年総額20億円プラス出来高の大型契約を締結。球団からの期待が込められた長期契約とあり「5年間しっかり働く」という思いも、その一因となっているはずだ。
打つのみならず、守備や走塁を含めた貢献度は唯一無二。周東がグラウンドに立ち続けることが、チームにとって何よりも心強いのは間違いない。












