ソフトバンクは1日の楽天戦(楽天モバイル)に5―0で零封勝ちを収めた。貯金は今季最多を更新する「25」。後半戦初戦を完璧なゲーム運びでものにした。
先発の上茶谷が7回無失点。だが、試合後に報道陣に尋ねられた小久保監督が第一声で口にしたのは女房役を務めた背番号00の姿勢だった。「渡辺陸の必死さ。このチャンスを逃したら一軍にいられないという。それが(上茶谷の良さを)引き出していると思う」。上茶谷が先発に転向してから3試合連続でバッテリーを組んだ渡辺。プロ8年目の今季は出場13試合と決して出番は多くないものの、この日も好リードと2四球で勝利に貢献した。
ホークスは現在「捕手4人体制」を敷く。その中で出場が多いのはDeNAからトレードで加入した山本祐と昨年の主戦捕手である海野。渡辺にとっては常に「当落線上の戦い」が続いている。本人も「チャンスは多くないので。週に1回とかで(逆に言えば)それだけ準備する時間もある。試合をつくっていかないといけない」とコメント。その準備をグラウンドで表現した姿が指揮官の目を引いた。
〝週1〟に向けての準備。試合に出ていない時でもベンチで投手と積極的にコミュニケーションをとるなど、その姿勢は随所に表れる。細川バッテリーコーチもこの日のプレーを「いいリードだったし、投手に返球する間合いもよかった」と評した上で「自分で他の試合を見ていろいろ勉強している」と語った。
7月28日には「令和8年熊本地震」が発生。熊本県出身で、地震発生時に県内にいた渡辺は「(この環境が)当たり前じゃないところはある。野球をできていることにも感謝しながら」と口にした。地元への思いを持ちながら、アピールを続けていく。












