ソフトバンクの上沢直之投手(32)が「貯金拡大」を誓った。4日の日本ハム戦(京セラドーム)に先発予定の右腕は、先月21日のオリックス戦以来となる2週間ぶりの一軍登板。「そこは僕にとってかなり大きかった」とフレッシュな状態で迎える一戦に腕をぶした。

 大事なマウンドとなる。当日は「南海ホークス復刻ナイターin大阪」と銘打たれた球団主催試合。南海時代からの熱狂的ホークスファンに白星を届けるため気合十分だが、今季の開幕投手を務めた右腕だけにそれ以上に〝意義深い一戦〟に使命感をにじませた。「しっかり(後半戦自身)一発目、個人的にもいいスタートを切れるようにしたい。上位対決なんで、そこはしっかり差を広げていくことが大事。まずは勝てるようにしたい」。パ首位を快走するソフトバンクと3位・日本ハムとのゲーム差は「6・5」。後半戦最初の直接対決で叩くことができれば、ライバルのダメージは相当で、リーグ3連覇への視界はさらに開ける。

 ホークスにとっては、今季ここまで12勝2敗と相性の良さが際立つファイターズ戦。相手は必要以上に意識してくるはずだ。カード初戦の日本ハム先発は伊藤大海。上沢との〝新旧エース対決〟は今季3度目となる。3月の開幕戦、4月の敵地での一戦といずれもチームの勝利に貢献した上沢。今回も鼻息の荒いライバルを冷静に退けるつもりだ。

 油断なく、隙なく――。チームの心構えを代弁した上沢。要所を心得る32歳は、真価を発揮できるか。