ヤクルトは26日の広島戦(神宮)に3―4で惜敗。シーズン前半の最終戦を白星で飾ることができなかった。

 先発・吉村は7回3失点の粘投で何とか試合をつくり、打線も直後の攻撃で代打・増田と内山の連続適時打、古賀の犠飛で同点に追いついた。しかし、9回に初の3連投で登板した守護神・キハダが佐々木に適時打を許して決勝点を献上。池山隆寛監督(60)は「接戦ができているということは非常に評価できると思うし、収穫も多い。ただ、こういう戦いをモノにしないと、なかなかチームは上がってこない」と唇をかんだ。

 開幕前は「ヤクルト=最下位」の下馬評が大勢を占めたが、前半戦は44勝47敗1分けの借金3ながらリーグ3位。開幕5連勝と鮮烈なスタートを切り、5月23日には今季最多の貯金11を記録した。ただ、7月に入って6勝16敗と失速。17日からは借金生活に突入してしまった。

 それでも試合前に指揮官は「皆さんもたぶんこまで想像していなかったと思うんで、本当に選手たちはよく頑張ってくれた。反省もいろいろありますけど、戦いぶりは非常によかった」と手応えも口にしていた。

 そんな中で迎えた今カードは今季3度目の「TOKYO燕(えん)プロジェクト」として開催され、ナインは緑色の特別ユニホームを着用して臨んだ。同一カード3連勝こそ逃したものの、前日まで2夜連続のサヨナラ勝ち。今月の今カード以外の神宮での試合は2勝7敗と大きく負け越していただけに、〝燕パワー〟は確かにあったようだ。

 験のいいユニホームを着て8月14~16日のDeNA戦を神宮で戦うとあって、勝ち星を重ねたいところ。オールスター戦を挟み、31日から再開されるリーグ戦に向けて池山監督は「後半戦に向けていい準備をしたい」と思いを新たにした。誰もが予想していなかった結末へ進み続ける。