セ3位のヤクルトは20日の中日戦(神宮)に2―4で逃げ切られて6連敗。同率首位の阪神と巨人の背中は遠のき、4位・DeNAには2ゲーム差まで迫られた。

 先発のウォルターズは3回に板山の先制ソロを浴びると、4回には四球をきっかけに連続適時打を許して2失点。6回途中4失点で降板となり、打線も相手先発・高橋宏を前に6回までわずか1安打と攻略できず、反撃は7回に挙げた2点に終わった。

 池山隆寛監督(60)は「6回までは高橋投手のコントロールが非常によく空振り三振、打ってもゴロしかならないというところだったんですが。一丸となって戦っていると感じました。(7回は)うまくつながって、宮本選手が得点してくれたので、明日以降につなげたい」と収穫を口にし、次戦を見据えた。

 シーズン序盤の快進撃から一転、今月は3勝14敗、合計33得点と苦戦。得点圏に走者を置いてもあと一本が出ない現状に、指揮官は「勝負どころで思い切って勝負してもらわないとなかなか結果につながっていかない」と指摘する。

 攻撃陣を預かる吉岡雄二打撃コーチ(55)は、選手それぞれに「今現状できること」の中でどう戦っていくかを伝え続けているという。「2ストライクからの粘りだったりとか、つなぐ意識だったり」と長打力だけに頼らない攻撃を模索。発展途上の選手も多いだけに、結果を求めすぎて消極的になるのではなく、投手と真っ向から勝負する姿勢を重視する。

「まだまだこれからの若い子たちなので、結果が気になったり『どうしよう』みたいになったりした時にいい結果を出すのは簡単じゃない。気持ちが引いている状態ではなく、ちゃんとピッチャーと勝負できるようにすること。その中で10本中3本とか出てくるだけでも全然違うんじゃないかなと」

〝ここ一番〟で一本を出せる打線へ――。池山スワローズは若燕が殻を破り、大きく羽ばたく瞬間を信じて進み続ける。