ホワイトソックスは16日(日本時間17日)の敵地ガーディアンズ戦に3―6で敗れ、ア・リーグ中地区の首位から2位に陥落するとともにワイルドカード争いの3位に後退した。
不振が続く村上宗隆内野手(26)は5試合ぶりにスタメンを外れて途中出場したが、結果は1打数無安打、1四球で快音を響かせられなかった。チームにとっても痛い敗戦となったが、この日の3得点は思わぬ形でもたらされた。2点差を追っていた5回に一時逆転となる今季1号3ランを放ったトミー・ファム内野手(38)は〝偶然の出会い〟がなければ、その場にすらいられなかったかもしれないからだ。
「MLB公式サイト」などによると、左ふくらはぎの張りで負傷者リスト(IL)に入っていたファムは、前日15日(同16日)にチームがサヨナラ負けを喫した後、たまたま乗ったエレベーターでクリス・ゲッツGM(43)と遭遇。「プレーできる状態になっているよ」と伝えたところ、急きょ復帰が決まっただけでなく「4番・DH」で先発出場となり、いきなり今季初アーチという目まぐるしい展開になっていたのだ。
野球人生もまさに波乱万丈。今季はメッツのマイナーから始まり、ソトの離脱で4月にメジャー昇格を果たしたものの2週間で戦力外となった。その後、オリオールズ、フィリーズのマイナーで過ごし、トレード期限ギリギリで2024年に約3か月間在籍したホワイトソックスへ移籍。9月2日(同3日)のアストロズ戦の1試合に出場しただけでIL入りし、リハビリ生活を送っていた。
これまでファムが在籍し、出場したのは実に10球団(カージナルス、レイズ、パドレス、レッズ、レッドソックス、メッツ、ダイヤモンドバックス、ホワイトソックス、ロイヤルズ、パイレーツ)。「エレベーターで彼(ゲッツGM)に会わなかったら、たぶん今週末まで待っていただろうね」と軽く言ってのけた苦労人にとって、この程度のドタバタぶりには動じないようだ。












