レッズが誇る〝超人〟エリー・デラクルス内野手(24)が自身初となる「30―30(30本塁打、30盗塁)」の達成にまた一歩前進した。

 16日(日本時間17日)に本拠地で行われたドジャース戦に「2番・遊撃」で先発出場したデラクルスは、1点ビハインドの2回に緊急登板してきたトライネンから逆転の28号2ラン。今月に集中するドジャースとの7試合でチームは6戦目にして6―2で初勝利を挙げたが、デラクルス個人はドジャースをすっかりカモ扱いだ。

 7~9日(同8~10日)までドジャー・スタジアムで行われた3連戦でチームは全敗したものの、デラクルスだけは3戦連発。場所をホームに移した4連戦の初戦(14日=同15日)でも一発を放ち、ドジャース戦で実に6戦5発のキラーぶりを発揮している。また、遊撃守備でも球速105・3マイル(約169キロ)の超高速バックホームで生還阻止、塁間でタッカーを追走してタッチアウトにするなど、抜群の身体能力を生かした驚異的なプレーで王者を苦しめてきた。

 この日終了時でデラクルスは28本塁打、26盗塁となり「MLB公式サイト」も「デラクルスはドジャースを圧倒し続け、30―30に近づいた」と注目。レッズで「30―30」を達したのはブランドン・フィリップス(2007年=30本塁打、32盗塁)、バリー・ラーキン(1996年=33本塁打、36盗塁)、エリック・デービス(87年=37本塁打、50盗塁)の3人で、デラクルスがクリアすれば球団史上4人目となる。

 今季はすでにPCAことピート・クローアームストロング(カブス)が「30―30」を突破して44本塁打、37盗塁でもう1段階上のステージに手をかけるが、デラクルスも黙ってはいない。

 レッズは残り10試合。同サイトは「デラクルスはWAR6・0を記録し、MLB全体で3位につけていた。OPSはMLBの遊撃手の中でトップ、本塁打数でも3位につけている。シーズン終了時に『30―30』を達成する可能性があるだけでなく、ナ・リーグのMVP投票でも下位ながら票を集めるに値する選手だ」と高評価した。どこまで記録を伸ばせるのか注目される。