ハマの救世主が、また白星を呼び込んだ。DeNAは19日の巨人戦(横浜)に1―0で勝利し、2連勝。先発の東が7回5安打無失点に封じ、4年連続2桁勝利となる10勝目を手にした。
決勝点をマークした打のヒーローは、途中加入のヘラル・エンカーナシオン外野手(28)だ。初回二死一塁で、外角へ沈む変化球にバットを合わせ中前へ運ぶ技アリの二塁打。相手守備陣が打球処理にもたつく間に、一走・度会が〝スミ1勝利〟のホームを踏んだ。
日本球界に即応し、出場36試合で打率3割1厘、9本塁打、33打点と抜群の数字を残すエンカーナシオンは今やリーグ屈指の好打者として名をはせるように。鈴木尚典一軍打撃コーチ(54)ら球団関係者も「ジェリー(エンカーナシオンの愛称)が一軍に合流した7月以降、打線のつながりが一気に良くなった」と口をそろえる。
少々気は早いが、こうなると注目されるのがエンカーナシオンの今季終了後の去就だ。DeNAとの契約年数は未公開だが、セ・リーグは来季からDH制を導入。セ各球団にとって「長打を期待できる強打者」の価値はさらに高まることが予想され、ハマの救世主の市場価値が大きく跳ね上がることは必至だ。
長所は打撃力だけではない。身長193センチ、体重113キロの巨体に似合わぬ俊敏な動きと鉄砲肩で魅せる外野守備も「NPBの基準で見ても全てが一流の域」(河田一軍外野守備走塁コーチ)と高評価を受ける。他球団関係者も「走攻守の全てにおいて、助っ人選手にありがちな緩慢さが皆無。来季以降、NPBでプレーしたとしてもDHで起用する必要など一切ない」と断言する。
来季もDeNA外野陣の一角に固定できれば、筒香、宮崎、佐野らベテラン勢を守備負担のないDHに回すことも可能になる。編成の柔軟性も高める存在だけに、チーム&ベイ党にとっては何としても残ってもらいたい選手だ。












