本番で結果を残すために、練習でのアクションはより大きく――。西武のドラフト1位新人・小島大河捕手(22)が〝夏男〟として8月にバットで気を吐いている。

 19日のオリックス戦(ベルーナドーム)では「2番・DH」で先発出場し、初回に中前打。得点には結びつかなかったが4打数1安打で、8月は11試合36打数12安打、3本塁打、8打点、打率3割3分3厘。通算打率も2割6分2厘とした。

 チームは1点リードの6回、2番手・森脇が紅林に逆転の2点適時二塁打を浴びたが、以降は無失点。9回にネビンの号ソロで追いつき、源田のサヨナラ打で3―2と競り勝った。3連勝で2位を守り、首位ソフトバンクとの差を6・5ゲームに縮めた。

 チームとともに好調モードに入った小島を支えているのが、春から続ける立花義家打撃コーチ(67)との〝約束事〟だ。試合前の打撃練習で取り入れているのが「試合よりも脚を高く上げて打つ」こと。もともと右脚を上げてタイミングを取るタイプだけに「練習のときは極端に足をあげていいと伝えている」(立花コーチ)と、大げさなほどの〝一本足〟で準備している。

 小島は「練習でゆっくり大きくタイミングを取ることで、意識的にしっかり脚を上げることによって、試合でも体重を乗せて振れる。試合に出たら、ピッチャーに多少、合わせてしまうことがあるので」と説明。本番でスイングが小さくなることを見越し、練習では右脚を意図的に大きく使い、こぢんまりとしない意識を植え付けている。

 立花打撃コーチは「左脚で我慢しながらボールを見れる。だからタイミングを取るのがうまい。真っすぐも、変化球もすべての球に同じようにスイングできる」と評価。将来像には「由伸だろ!」と、同じく一本足でタイミングを取った元巨人・高橋由伸氏(51)の名を挙げる。獅子のドラ1が、首位追撃とともに大きく育とうとしている。