パ首位を独走するソフトバンクは18日の3位・日本ハム戦(エスコン)に7―1の快勝を収め、優勝マジックを「27」とした。

 すでにシーズン勝ち越しを決めている今年の日本ハム戦は、これで15勝3敗。先週、一軍復帰した絶対エースのリバン・モイネロ投手(30)が6回2安打1失点の好投で2勝目を挙げた。

 打線は2回に海野の犠飛で先制。1―1で迎えた3回は近藤の2点適時二塁打で勝ち越し、さらに柳田の適時二塁打、川瀬の犠飛でリードを広げた。自慢の強力打線が相手エース・伊藤を3回でKOしての圧勝劇。投打がかみ合い、打倒ホークスに燃える日本ハムを再び8・5ゲーム差に突き放した。

 一塁側ベンチから向けられる敵将の鋭い視線に気を引き締め、貫禄の投球を披露した。モイネロが昨季8試合に登板して4勝をマークした日本ハム相手に今季初先発。ライバルが強い警戒感を示す中で、レイエスに一発こそ献上したが、相性の良さを発揮した。

 戦前「自分自身が(新庄監督に)見られている気がしているだけで、あっちは自分を見ていないかもしれないんですけど、見られていると思って頑張ります」と語っていたモイネロ。敵地エスコンフィールドでの日本ハム戦はホームベンチが一塁側にあるため、左腕のモイネロにとっては向き合う形となる敵将・新庄監督の「目」が気になる球場だった。それでも先発転向1年目のおととしは1勝1敗、防御率1・50、昨年は5試合に投げて3勝1敗、防御率2・94と安定したパフォーマンスでチームを勝利に導いてきた。

 この日、新庄監督は「モイネロ対策」で、昨季終盤に鷹のエースから殊勲打を放った今川を2番に抜てき。敵将の強い対抗心と警戒心は相変わらずだった。それでもライバルを一蹴したモイネロ。見られることにナーバスになるのではなく、目が合うたびにギアが上がる。この日も〝新庄の目〟を力に変え、つけ入る隙を与えなかった。