ヤクルトは本拠地最終戦となった4日の広島戦(神宮)に4―7で逆転負け。4回から継投策に移行し、計7投手をつぎ込んだものの、同点の9回にウォルターズが連続四球と連打などで3点を失って万事休した。
池山監督は試合後のセレモニーで「カープファンの皆さん、今日はナイスゲームでした。来年はともにAクラスで頑張りましょう。来年も神宮球場で傘の花が咲くように頑張っていきますので、来年も応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、来季のリベンジを誓った。
前日3日にはチームひと筋25年のベテラン左腕・石川雅規投手(46)の引退試合が行われ、現役最年長のプロ野球人生に終止符が打たれた。通算188勝を挙げた〝小さな大投手〟はリーグ優勝を3度経験し、2021年には20年ぶりの日本一にも貢献。若手が多いチームで生きる教材として、キャッチボールの大切さをはじめ、プロとして野球と向き合う姿勢など多くのことを後輩たちに伝え残した。
名実ともに球史に名前を刻んだ功労者だが、その背中を追いかける後輩たちにとって最後まで身近な存在であり続けた。
投手の一人は「石川さんがいい例ですけど、実績のある人やベテランが威張ったりしていないので雰囲気がいい。気を使い過ぎずふざけたり、深い話もできたりします」と風通しの良さを熱弁。また、野手の一人も「今のチームは年上とか年下とか関係なく、本当に接しやすい。そういう環境をつくってくれていたのは石川さんだと思う」と敬意を示した。
大記録とともに石川が残したのは、ベテランと若手が分け隔てなく接し、お互いに高め合うための〝風の通り道〟。「石川さんがいたから成り立っていた部分っていうのもあると思います。けど、これからできることは石川さんが残してくれたものをどんどん自分たちの次の世代へつなげていくことだと思います」(前出投手)。〝遺産〟を受け継いだ後輩たちが来季こそ頂点に立ってみせる。












