ドジャースは3日(日本時間4日)のナ・リーグ地区シリーズからワールドシリーズ3連覇に向けたポストシーズンに突入した。一方、各球団は来季に向けたチームづくりにも着手し、タリク・スクバル投手(29)の去就問題がくすぶり続けている。
昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたスクバルは、8月にタイガースからトレードで電撃加入。ドジャース移籍後も実力を示し続けてきたが、今季終了後にはFAとなるため超高額での争奪戦が確実視されている。その金額は投手最高額のドジャース・山本(12年総額3億2500万ドル=当時約465億円)をもしのぎ、最大5億ドル(約790億円)に達するとの米報道もある。
マネーゲームは資金力豊富なドジャースの得意分野だが、対抗に挙げられているのは金満球団のメッツ。2024年オフにはソトを史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1147億円=同)で射止めた〝実績〟もある。とはいえ、スクバルがプロ入りしたタイガースを離れて移籍した先はドジャース。実働3か月でまた新たなチームに去るとは考えにくい状況でもある。
しかし、米スポーツ専門局「ESPN」のカイリー・マクダニエル記者は「業界関係者の多くは、ドジャースとメッツが本格的な獲得競争に名乗りを上げると予想しているが、ドジャースは球団のオーナーシップを巡る論争があるため、若干のちゅうちょが見られる」と指摘。新たな労使協定では年俸上限を設けるサラリーキャップ制度の導入が議論されており、いくらドジャースでも限界があるのではないかとの見立てだ。
米メディア「スポーティング・ニュース」も「ドジャースの球場外の問題と、すでに法外なまでの高額な年俸総額が相まって今オフのFA市場でメッツがスクバルを獲得する道が開ける可能性がある」と同調。「メッツでは有望で安価な若手ルーキーたちが活躍し、今オフは年俸枠にも余裕が生じる。スクバルに巨額を投じることも決して悪い考えではないだろう」と伝えた。
ドジャースは巨額の資金を投じて、大物のスター選手を次々と獲得してきた。しかし、これまでの〝ツケ〟がスクバル争奪戦に影を落とすとなれば、皮肉な展開となってしまうが…。












