ワールドシリーズ連覇を目指すドジャースが、新たな大物選手を獲得する可能性がささやかれている。カブスとの5年契約を満了する鈴木誠也外野手(32)だ。

 鈴木はメジャー2年目の2023年から4年連続で20本塁打以上を記録し、今季は143試合に出場して打率2割7分、26本塁打、86打点、OPS0・841の好成績。打線の核となり、2年連続のポストシーズン進出にも大きく貢献した。チームは29日(日本時間30日)からパドレスとのワイルドカードシリーズに臨むが、オフになればFAとなる公算が高く、米メディアは待ってくれない。

 鈴木を巡ってはすでに岡本が所属するブルージェイズの名前も取りざたされているが、28日(同29日)には米メディア「Viral Sports News」が「ドジャースが最有力候補に浮上する可能性がある」と報じた。

 カブスではハップ外野手(32)もFAとなる見通し。2選手を同時に引き留めるには相応の資金力が不可欠とみられ、同メディアは「このベテラン2選手を市場価格の満額で留め置くことはないとみられ、鈴木は年俸予算の余裕が大きい球団が参入するFA市場に身を置くことになる可能性がある」と占った。

 一方、ドジャースの外野陣では鮮烈なメジャーデビューを飾ったばかりのデパウラをはじめ、マイナーにも有望株たちがチャンスをうかがっている。それでも「鈴木はドジャースに右翼手、または指名打者をこなせるもう一人の右打者になれる。鈴木が若手選手の活躍の場を永遠に阻む必要はない。若手が成長するまでの間、打線の中軸を安定させるだけでいい」とし「ドジャースは戦力が充実していてもスター選手を獲得する傾向にある。鈴木のような安定感、出塁能力、そして右打者として長打力を兼ね備えた打者は市場にほとんどいない」と希少性を強調した。

 鈴木の次期契約は今季までの8500万ドルから2倍近い「1億5000万ドル(約235億円)前後」が妥当とみられるという。ドジャースには同学年の大谷をはじめ、山本、佐々木とすでに日本選手が3人在籍。そうした環境面も踏まえ、同メディアは「有望株の成熟を待たずに実績ある打者をもう1人獲得したいのであれば、カブスから鈴木を引き抜くことは自然な流れだろう」と伝えているが――。