第94回選抜高校野球大会(甲子園)第2日の20日、第1試合で広陵(広島)と対戦した敦賀気比(福井)の東哲平監督が、エース・上加世田(3年)に厳しい言葉を浴びせた。上加世田は初回に2失点すると、リズムに乗れないまま中盤も失点を重ね、8回途中を14安打8失点で降板。打線も相手エース森山の前に手が出ず、0―9と完敗した。
主将の上加世田はエースで4番もこなすチームの大黒柱。甲子園経験者でもあったが、雰囲気に飲まれ、ふがいない内容に終わった。試合後の東監督は「今の実力がこれくらい。決め球もなく、相手が1枚も2枚も上だった。練習試合からもう少し厳しいところに投げるよう言ってきたが…。徹底して攻めきれず、力が足りない。ピッチングで引っ張っていけなかった。キャプテンでエースで4番もこれから分からない。そこも競争」とバッサリだった。
散発3安打に終わった打線についても「浮足立って、あせりばかりで自分たちの野球を貫く姿勢が全然なかった。アウトカウントを間違えるような状況で、相当甲子園に飲まれていた。すべてに関して何もかも足りない」と厳しい表情を崩さず「今のままじゃ甲子園を狙えるチームじゃない。新戦力も入って来るので誰が出てくるかがカギにになる」と夏に向けての奮起を促した。
上加世田も「力のなさ、甘さが出た。キャプテンとしての役割を果たせなかった」と肩を落とすばかりだが、このままでは終われない。「もう1回、1からレベルアップできるよう、私生活からやり直したい。気持ちから強くしていきたい」と再起を誓った。












