第98回選抜高校野球大会第11日(31日)の決勝戦は大阪桐蔭が智弁学園(奈良)に7―3で勝利。4年ぶり5度目の日本一に返り咲き、春夏通算10度目の優勝を果たした。

 先発の川本晴大(2年)が吠えた。二死一塁から146キロのストレートで三振を奪い、試合を決めた。身長192センチの〝ジャンボ〟左腕は9回150球を投げ、6安打15奪三振3失点で完投。初回から三者三振と圧巻の立ち上がりを披露した。1点リードの6回、逢坂(3年)から痛恨の同点弾を浴びたが、要所を締めてその後は追加点を与えなかった。

 熊本工との1回戦(24日)完封で鮮烈な甲子園デビューを果たした川本は、決勝戦でもマウンドを託され、2年生ながら優勝投手となった。「下級生からこのような経験をさせてもらってとてもうれしい」と照れくさそうに笑う。

 この日の投球を「100点です」としつつ「点を取られた場面もありましたが、粘っていいピッチングができた。自分のボールを投げて、三振をたくさん取れてうれしい」と謙虚に振り返った。