パイレーツの怪物右腕、ポール・スキーンズ投手(23)が12日(日本時間13日)、本拠地ピッツバーグでのロッキーズ戦に先発登板。8回無失点、10奪三振の快投で6勝目を挙げ、防御率は2点台を切って「1・98」となった。
2024年に新人王、昨年は投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を獲得。この日、降板するまでに許した走者も散発の2安打と死球による3人だけで、まるで寄せつけない圧巻投球だった。そんな中、相手の7番打者だったウィリー・カストロ外野手(29)が3回の第1打席で見せたプレーが物議を醸している。スキーンズは立ち上がりから抜群で初回、2回と打者6人をすべて空振り三振で打ち取った。カストロも三振に仕留めれば7者連続三振となり、〝奪三振記録〟が継続される場面だった。
ただ、カストロは初球をセーフティーバント。何とか怪物のペースを乱そうとしたのかは定かでないが、結果はスキーンズの前に転がる平凡なゴロで一塁にボールをトスしてアウトにした右腕も笑みを浮かべた。しかし、同時に連続三振はストップ。PNCパークのファンはカストロに一斉にブーイングを浴びせて非難した。しかも、7回一死からモニアクに初安打を許すまでノーヒットノーランの可能性も残す結果となっただけに、カストロの〝三振阻止〟がよりフォーカスされた。
米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」はカストロの犠打について「野球の不文律を巡る新たな議論を巻き起こした」とし「カストロは(試合の)早い段階でアウトを献上し、ノーヒッターを阻止するためのバントとは言い難かった。しかし、多くのファンは暗黙のルールを破ったかどうかはともかく、かなりセコいプレーだとみなした」と報じた。また「クラッチ・ポインツ」も「スキーンズは最初の6人の打者をすべて三振に打ち取っていたため、カストロの動きは不評を招くものとなった」と伝えている。
いずれにせよ、スキーンズが3年目のシーズンも驚異的なパフォーマンスを発揮しているからこそ生まれたプレー。並みいるメジャーの打者たちを苦しめ続けている。













