ドジャースは11日(日本時間12日)、本拠地ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に3―9で惨敗。3連敗でついに地区首位から陥落し、パドレスに明け渡した。

 同点の7回以降にベシアらの救援陣が計6失点を喫する誤算もあったが、ベッツが戦列復帰した攻撃陣はこの日も元気がなく、直近の12試合で9度目の3得点以下となった。先頭打者として打線をけん引する大谷翔平投手(31)は5打数無安打で打率2割3分3厘まで低下。誰もが期待する特大本塁打は出ず、これで11試合、51打席ノーアーチとなった。

 試合後のデーブ・ロバーツ監督(53)は大谷を休養させる可能性に言及。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマディ・リー記者は「自身が先発する水曜日か木曜日のいずれか」と記し、13日(同14日)の先発予定日に再び投手に専念するか、翌14日(同15日)の試合を欠場する可能性も出てきた。

 ドジャースが昨年まで成し遂げたワールドシリーズ2連覇は大谷抜きには語れない。しかし、シーズン序盤とはいえ、目の前の現実だけを見れば打線の低調ぶりが首位陥落の事態を招いたことは否めない。

 地元紙「カリフォルニア・タイムズ」(電子版)は「最大の課題は依然として攻撃力の低さだ」と断定し「長打力不足に加え、今回の敗戦では得点圏に走者がいる場面で10打数2安打と結果を残せなかった」と厳しく指摘した。

 好材料には3回に二塁打を放つなど3打数2安打、左翼手として佐々木の立ち上がりを好捕で助けたT・ヘルナンデスを挙げた一方、「大谷翔平…相変わらずだ」と〝戦犯扱い〟。この日の試合前に大谷は通常では行わないグラウンドでのフリー打撃に取り組み、スランプ脱出に向けて糸口を探った。

 しかし、結果には反映されず「今年に入ってすでに3度目」とチクリとやった同紙は「全く調子が上がらず、5打数無安打に終わり、直近11試合で38打数4安打という不振が続いている。大谷のアウトの2つはチャンスで、3回と6回はいずれも二塁に走者を置いて二ゴロに倒れた。ボールを内野に引っ張ってしまう彼の課題を露呈したもので、これが直近107打席でわずか1本塁打にとどまっている主な理由だ」と手厳しかった。

 これまでにも少々の不振はあっても、ちょっとしたきっかけで爆発的なパフォーマンスを取り戻してきた大谷。1日も早くトンネルの出口を見つけたいところだが――。