米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は11日(日本時間12日)にレギュラーシーズンのほぼ4分の1が終了した時点の各賞を独自基準で発表した。

 ナ・リーグMVPはドジャースの大谷翔平投手(31)を挙げた。大谷は投手で6試合に先発して2勝2敗、37イニングで42奪三振だ。規定投球回未満のため、参考記録だが、防御率0・97はメジャー1位、被打率1割6分は同2位、WHIP(1イニングで許す走者数)0・81は同2位タイだ。一方、打者では打率2割4分1厘、6本塁打、16打点、OPS0・792と低調だ。

 しかし「大谷選手以外がの選手がMVPを受賞した方が面白い、と主張する人もいるだろう。しかし、4度の受賞歴を持つ大谷選手は5度目の受賞に向けて順調に歩みを進めており、現時点ではサイ・ヤング賞の有力候補でもある」と前置きすると、こう続けた。

「大谷投手が6試合で防御率0・97の好成績を残しているが、多少成績が落ち込むのは避けられないだろう。しかし、打撃面でのOPS0・792が平均値に戻ることははほぼ確実だ。いずれにせよ1つのロースター枠で2人のスター選手の役割を担っているという事実こそが『最も価値のある選手』の定義と言えるだろう」

 大谷が投打二刀流で〝エース〟と〝主力打者〟の役割を果たせる限りは敵はいないということだ。次点はリーグの2位の14本塁打、同1位タイの36打点をマークしているブレーブスのマット・オルソン内野手(32)だった。

 ア・リーグMVPはリーグ3位の13本塁打、同2位の29打点、同2位のOPS1・064をマークするアストロズのヨルダン・アルバレス外野手(28)が、メジャートップタイの16本塁打のヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(34)を僅差で上回った。

 サイ・ヤング賞はナ・リーグがメジャー最多の70奪三振のブルワーズのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(24)、ア・リーグは防御率1・35はメジャートップのヤンキースのキャメロン・シュリトラー投手(25)が選ばれた。

 新人王はナ・リーグがbWAR2・0のカージナルスのJJ・ウエザーホルト内野手(23)を選んだが、接戦とした。ア・リーグはホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)で「タイガースの遊撃手マクゴニグルを推す声が容易に想像できるが、村上はここまで60本塁打のペースを維持しており、それに見合う報酬を受け取るべきだ」とした。