ドジャースの大谷翔平投手(31)の打撃不振が深刻だ。打者として出場した今月の8試合で31打数4安打、0本塁打、3打点、打率1割2分9厘、出塁率2割5分、長打率1割6分1厘、OPS0・411と目を覆わんばかりの数字が並ぶ。地元紙カリフォルニア・ポスト(電子版)は11日(日本時間12日)に「ドジャースの現在の不振は歴史的な3連覇を目指す上で大きな問題となっている」と題する記事の中で、活躍できていない選手の筆頭に大谷を挙げた。
「チーム加入後の最初の2年間、4度のMVP受賞歴を持つ彼は、ほぼ一人でドジャースの攻撃不振を脱却させる力を持っていた。ところが、今回は彼の不振が逆効果となり、チームの最近の絶対的な低迷の方向性を決定づけてしまったかのようだ」
米メディア「スポーツキーダ」は同日に「投球が好調にもかかわらず打撃不調の大谷翔平にファンが反応」と報じた。大谷は投手ではここまで6試合で2勝2敗、防御率0・97は規定投球回に到達していないがメジャートップ。3、4月の月間MVPを投手として初受賞した。
同サイトは「大谷翔平の打撃不振はドジャースの攻撃陣の苦境をさらに悪化させた。週末に行われたブレーブスとの3試合でいずれも3点以上挙げることができなかった」と指摘すると打者・大谷に対するSNS上のファンの声を紹介した。
「彼は自分がエンゼルスの一員だと思っているに違いない」
「彼はベンチにいるべきだ。情けない。真ん中の球を打てないし、ボール(球)を追いかけるのを止めない」
「打順を2、3番下げて打たせてあげよう。打点を稼ぐことに集中させよう。そうすればコンタクトと長打に集中できるだろう」
「そろそろ彼の打順を下げるべきかもしれない。ムーキーが復帰したら彼を1番打者にしよう」
「彼はバッティングの練習をしないといけない…、これはスランプなんかじゃない…、精神的な問題だ」
とはいってもチーム40試合時点での成績(打率2割4分1厘、6本塁打、16打点)は2022年の打率2割4分7厘、7本塁打、27打点と打点以外はほぼ同じだ。22年は最終的には打率2割7分3厘、34本塁打、95打点だった。投手としても規定投球回(166回)に到達し、15勝9敗、防御率2・33、219奪三振でサイ・ヤング賞の投票で4位に入っている。
3年ぶりの完全二刀流で開幕前からサイ・ヤング賞を狙うと公言し、投手に比重を置いている以上、打撃に影響が出るのは仕方がないとも言える。5月は昨年自己月間最多タイの15本塁打を記録、6月は21年(13本)、23年(15本)、24年(12本)と2桁アーチを3度マークしている。期待値の高さを考えれば仕方ないが、不振と批判するのはまだ早い。












