エンゼルスが19日(日本時間20日)公開した「60周年記念動画」に、2018年から6年間在籍したドジャースの大谷翔平投手(31)の姿が一切映っておらず、波紋が広がっている。

 エンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアムの開場60周年を記念した回想動画を球団公式SNSで公開。「『ビッグA』をホームと呼び続けて60年」とのコメントとともに、1966年の球場建設時の様子から現在に至るまでの名場面を2分22秒に凝縮して振り返った。

 映像には84年9月17日のロイヤルズ戦でレジー・ジャクソンが放った通算500号本塁打、ノーラン・ライアンのノーヒッター、67、89、10年のオールスター、02年のワールドシリーズ制覇といった歴史的瞬間が次々と登場。さらにマイク・トラウト、ウラジーミル・ゲレロ(父)、アルバート・プホルス、マイク・ソーシアら球団を象徴する面々の姿も収められている。

 だが、多くのファンが首をかしげたのは「ある男」の不在だった。

 18年に入団し、FA移籍する23年までプレーしてア・リーグ新人王(18年)に加え、21年と23年に2度の満票ア・リーグMVPを受賞。投打二刀流でメジャーの歴史そのものを書き換えている大谷が、一度も登場しなかったのだ。

 この“完全スルー”にSNSは騒然。「ノー大谷?」「なぜいない?」「あのラリー・モンキーでさえ映っているのに」「あえて外す意地悪さに逆に敬意」といった皮肉や困惑の声がエンゼルスファンから相次いだ。

 現役で同じロサンゼルスに本拠地を置くライバル球団に所属している事情も影響した可能性はあるが、球団史に刻まれるべきスーパースターの“不在”が、かえって大きな議論を呼ぶ結果となった。