MLBの最強左腕、タリク・スクバル投手(29=タイガース)の去就が米メディアを連日にぎわせている。チームはア・リーグ中地区の下位に低迷。サイ・ヤング賞を2度獲得したスクバル自身は今オフにFAとなるため、8月上旬のトレード期限までに移籍する公算が高まっているためだ。

 その有力候補に挙げられているのがドジャースだ。資金力は豊富でこれまでにも数多くの大物選手の獲得に成功。実力者ぞろいのラインアップとする半面、出場機会を得られない選手も少なくない。レッズでGMも務めた米スポーツ専門サイト「アスレチック」のジム・ボーデン氏は「彼らにもトレード材料は十分ある。メジャーのロースターからジャスティン・ロブレスキかエメット・シーハンを放出できるほか、ザイア・ホープ、ホスエ・デポーラ、エドゥアルド・キンテロといった有望な外野手のうち誰かを差し出すことも可能だ」と伝えている。

 今季のロブレスキは8試合に先発(登板9試合)して防御率3・07で、クオリティースタート(6回以上、自責3以下)を5度クリア。シーハンは10試合の先発で防御率4・70の成績となっている。スクバルほどの大物を獲得するには複数選手をトレードに出すことは避けられず、こうした伸びしろも期待できる若手選手たちをまとめて差し出すことが考えられるという。

 米メディア「ヤードバーカー」も28日(日本時間29日)、「ドジャースはスクバルの獲得に向け、大型のトレード案を用意している可能性がある」と〝賛同〟。すでに巨大戦力を有しているとあって「ドジャースには必ずしも必要ではない」としつつも「ドジャースだから仕方ない」と断じ「スクバルは球界屈指の実力者で、それに見合った報酬を受けるに値する。他球団が彼の価値に見合う契約を提示する気がないのであれば、ドジャースが引き受けることが妥当だろう」と占った。

 ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャースは大型トレードを敢行するのか。米東部時間8月3日午後6時(同4日午前7時)の期限まで何が起きるか分からない。