ドジャースは6日(日本時間7日)、本拠地ロサンゼルスでのロッキーズ戦で延長11回にサヨナラ勝ちを収め、両リーグ最速で60勝に到達した。

 92試合を終えて勝率は驚異の6割5分2厘、地区では2位のダイヤモンドバックスに14ゲーム差と首位の座も盤石だ。総合力で他チームを圧倒し続けているが、何もかもが成功しているわけではない。米メディア「ヘビー」はこの日、「ドジャースがオールスター選手をトレードで放出したのは大きな間違いだったようだ」と伝えた。

 その〝大失敗トレード〟の中心人物は2024年7月末にドジャースとホワイトソックス、カージナルスの間で行われた三角トレードでドジャースからホワイトソックスに移籍したミゲル・バルガス内野手(26)だ。

 バルガスはドジャースのトッププロスペクトだったが、在籍した3シーズンで出場129試合、打率2割1厘、11本塁打と期待されたほどの結果を残せず、新天地に渡った。当時のホワイトソックスは年間100敗以上を喫する「最弱球団」とやゆされていたが、昨季はキャリア最多の138試合に出場。打率2割3分4厘ながら16本塁打、60打点など軒並み自己最高の成績を挙げ、今季は三塁のレギュラーとして88試合で2割4分7厘、20本塁打、56打点、OPS0・857とさらなる成長を遂げ、初めてオールスター戦にも選出された。

 しかも現在は欠場中の村上らとともにチームをけん引して地区首位。同メディアは「バルガスの物語は素晴らしいものだ。苦戦したドジャースから低迷していたホワイトソックスに移籍し、今ではチームを勝利に導き、同地区のライバルチームに勝利を収めている」と賛辞を送り「ドジャースはトレードを成功させることが得意だが、今回のトレードに関しては取り消したいと考えているかもしれない」と伝えた。

 もっとも、バルガスと引き換えにホワイトソックスから獲得した救援右腕のコペックも24年のワールドシリーズ進出に貢献した。しかし「それ以来、コペックはケガのためほとんど登板できていない。25年はわずか11イニングしか投げておらず、今季はまだ登板していない」とバルガスには到底及ばないとした。

 トレードの評価は見方によってもさまざまだが、バルガスが新天地で球宴初出場の栄誉を手にしたことは事実。同メディアは「ある人にとってのゴミも別の人にとっては宝」「ホワイトソックスはいずれ深刻なケガの問題を抱えるであろう高齢の投手と引き換えに、バルガスを獲得できたことを間違いなく喜んでいる」と評している。