お騒がせ男が、またしても主役の座をさらった。ドジャースのダルトン・ラッシング捕手(25)が6日(日本時間7日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたロッキーズ戦で、良くも悪くも強烈な存在感を放った。米メディア「ヘビー」は、延長10回の本塁上でロッキーズのコール・キャリッグ外野手(24)と一触即発になったことで両軍ベンチが一時飛び出す騒ぎになった一件を取り上げ、騒動の主であるラッシングについて「短気な性格」で批判を浴びていると指摘した。
場面は6―6の延長10回。三走のキャリッグが内野ゴロで本塁へ突入し、ラッシングのタッチをかいくぐって勝ち越しの生還を果たした。直後に両者がヒートアップ。ラッシングは試合後に「試合の競争的な性質が原因だったと思う。ボールに絡むプレーをしていて、それが間違った方向に受け取られてしまった。悪意はなかった」と釈明した。ロバーツ監督も「大きな誤解だった」と火消しに回ったが、若き捕手の〝危うさ〟はまた米球界の話題になった。
ただ、そこで終わらないのがラッシングだ。10回裏にドジャースが追いつき、7―7で迎えた11回裏一死二、三塁。ここでラッシングが前進守備の右側を破るサヨナラ打を放ち、ドジャースを8―7の劇勝に導いた。この日は2本の二塁打を含む3安打。大谷翔平投手(32)の通算299号&4打点の活躍にも負けないインパクトを残した。
米スポーツ専門局「ESPN」の6日(同7日)深夜放送「スポーツセンター」でも、その存在感は大きく扱われた。アンカーは「何をするか分からず全てが絵になる」ラッシングを、旧約聖書に登場するペリシテ人の巨人兵士に由来し「巨大なもの」「大立て者」をたとえる際に使われる「ゴライアス」になぞらえ、「彼はまるでゴライアスそのものだ」と評した。
口論で火種をまき、最後はバットで勝負を決める。短気か、闘志か、スター性か。評価は分かれても、ラッシングがいま最も目を離せない〝時の人〟になっていることだけは間違いない。まさに良くも悪くも、ドジャースの中心で騒ぎを呼ぶ存在だ。












