開幕から二刀流で快進撃を続けるドジャース・大谷翔平投手(32)に、大ケガにつながる〝前兆〟があるとNHKのMLB中継でもおなじみの武田一浩氏(61)が自身のYouTubeチャンネルで警鐘を鳴らした。
大谷は二刀流で先発出場した3日(日本時間4日)のパドレス戦を6回3失点で降板し、7回の打席からベンチに退いた。上腕二頭筋に違和感を発症したためで、大事を取って翌4日(同5日)の試合を欠場。次戦から復帰し、6日(同7日)には反対方向へ19号3ランも放ち、人間離れしたタフネスぶりに周囲は度肝を抜かれた。
ただ、武田氏は7日に公開したチャンネルで「大谷はちょっと危険信号なんですよ。俺の中では」と懸念。理由は大谷の投げ方にあるといい「ちょっと横振りになっている、手が。上腕が痛くなっているのはたぶんそれだと思う。3つぐらい前の登板からちょっと腕の位置が低すぎるんじゃないかと思って見ていた。開幕してすぐは良くてその後、引っかける癖があったじゃない? この3試合ぐらい、腕半分くらい宮城(オリックス)と一緒で手首が寝だしたの。手首が寝だすと故障するので。この間見ていて特にそう思った」と語った。
現役時代に日本ハムやダイエー(現ソフトバンク)などでプレーし、先発と救援の両方で活躍。最多勝と最多セーブのタイトルも獲得した元右腕だけに、全体的に手先でボールを操ろうとしているように映る現在の大谷の投げ方は気がかりだという。武田氏は「スイーパーも曲がるのが早かったり、曲げよう曲げようとしすぎて引っかき気味になっている。こういう(横振りで手首をひねる)使い方になるとヒジに負担がくるので。あんまりよろしくない。上腕に(違和感が)きているから手が遅れてる感じなのかもしれない」と分析した。
腕が下がる要因としたのは「疲れ」。通常の選手の倍の役割をこなしているのだから当然だろう。武田氏も「(二刀流は)すごいことなんだよ」と笑いながらも「疲れが出る頃なんだよ。この前とその前も見ていて腕の位置だけ気をつけた方がいいんじゃないかなと思う。あとは全然(問題ない)。ちょっと気をつけて手首が立てば腕は上がってくると思う。やっている方は疲れてきて筋力も落ちてくるので、分かっていてもできないということが当然ある。故障だけはしないようにと思って」と語った。
大谷は2023年9月に右ヒジに2度目のトミー・ジョン手術を受けた。打者としてプレーとリハビリを並行させながらも、メジャーのマウンドに復帰するまで2年近くの歳月を要した。〝3度目〟となれば投手としての選手生命にも関わってきかねない。
武田氏は「前に故障した時も腕が下がったのよ。だから危険信号なんじゃないかなと思って見ているんだけど。手術するようなケガにならなきゃいいなと思って。肉体的にも32歳になってちょっとは落ちてくるとは思うんで。日本のファンも故障だけはしないでほしいと思っていると思うから疲れを取ってもらいたい」と切に願っていた。












