ホワイトソックスのトリスタン・ピーターズ外野手(26)が11日(日本時間12日)、オールスター戦(14日=同15日=フィラデルフィア)のメンバーに選出された。

 村上宗隆内野手(26)の同僚に当たるピーターズはメジャー2年目の今季、89試合に出場して打率3割3厘、6本塁打、35打点、5盗塁、OPS.837をマーク。村上の復帰戦となった前日10日(同11日)のアスレチックス戦ではサイクル安打を記録していた。

 ピーターズは2017年ドラフト7巡目指名でブルワーズに入団する前はエンターテインメント野球チームとして知られる「サバンナ・バナナズ」出身という変わり種だ。16年にスタートしたバナナズは「試合2時間制」「打席は外せない」「バント禁止」など独自のルールがあり、「踊る」「歌う」というパフォーマンスも重視される。投手や打者が大道芸人のように竹馬に乗って登場するなど奇抜な演出で人気が爆発。プロ野球界屈指のエンターテイナーだった元日本ハムの杉谷拳士氏が名誉メンバーに選ばれている。

踊るサバンナ・バナナズの選手たち(ロイター)
踊るサバンナ・バナナズの選手たち(ロイター)

 そんな球団からMLBのオールスター戦にまで昇りつめたピーターズの足跡はまさにアメリカン・ドリーム。米メディア「ビッグリード」は「バナナズには多くの才能ある選手がいるが、目標は常にメジャーリーグベースボールへのパイプラインではなく、ショーを披露することだ。サバンナ・バナナズでプレーしてからわずか5年で、ピーターズがMLBオールスターに進出されるのは、ほとんどの人が想像できなかったこと。彼の歩みは、メジャーリーガーを目指すだけでなく、他の人が考えにくい夢を追いかけるすべての人々にとっても大きな励みとなった」と報じた。