MLBのオールスターゲームが14日(日本時間15日)にフィラデルフィアで開催され、試合前に行われた米国国歌斉唱が思わぬ形で注目された。

 出場選手たちがグラウンドに整列する中、白の衣装を身にまとってスタンドマイクの前に立ったのは地元出身の歌手のパティ・ラベル(82)だった。アレンジを加えるなどして祭典のムードを盛り上げ、シチズンズ・バンク・パークの観客からは大きな歓声も上がったが、厳しい目を向ける海外メディアもあった。

「ミラーUS」は「ラベルは1960年代から1970年代にかけて最も人気を博したアーティストの一人だったが、全盛期を過ぎた感があった。いくつかの歌詞が抜けていたようであり、国歌斉唱としては通常より少し時間がかかったが、何とか時間内に歌い上げた」と酷評した。

 また、米ファンも「すぐに失望の声を上げた」とし、SNS上に寄せられた反応を取り上げた。そこで「さっきテレビからハイエナの鳴き声が聞こえたような気がしたんだけど、部屋に入ってみたら、オールスターゲームでパティ・ラベルが国歌を歌っていた。彼女の歌、ひどかった!」「彼女は長いキャリアを積んできたからけなすつもりはないけど、この国歌は素晴らしいものではなかった」「なぜ国歌に自分なりのアレンジを加えなければならないと思うのか、私には理解できない。国歌は装飾や『自分流のアレンジ』を加えて歌うものではありません。やめてください」など快く思わないファンも少なくなかったようだ。

 日本での中継映像では口の動きよりも音声が先に流れ、同様に「口パク?」「アメリカ国歌 口パク」などの声も上がった。一夜限りの祭典で大役を務めるのも大変だ。