ドジャース・大谷翔平投手(31)の大活躍に、まさかの物言いがつけられた。MLBで取材歴40年を誇るベテランジャーナリストが「そこまで感心していない」と異論を唱えたのだ。

 米スポーツ専門局「ESPN」のコメンテーターなどでも知られるロブ・パーカー氏は28日(日本時間29日)、MLBネットワークの人気番組「MLBナウ」に出演。大谷の防御率0・82について問われると「そこまで感心していない」とバッサリ。その理由を「対戦相手を見てみろ。相手打線がインチキだ。支配して当然」と語った。

 パーカー氏は「勝率5割を超えている球団相手の登板は2試合だけ。しかもその中のパドレスでさえも、今は打線が機能していない。(強打者である)マニー・マチャドもフェルナンド・タティスも打てていない」と指摘。「もちろん日程は自分で決められないし、対戦相手を選べるわけではない。でも、すべてには文脈が必要だ」と持論を展開した。

 これに対し、司会のケニー・ブライアン氏は普段は辛口で知られているが、思わず「確かにブレーブス、ナショナルズ、カブス、ブルワーズとの対戦は逃した。それでも防御率0・82だ。これ以上何を望むのか」と反論。「今季、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せているクリストファー・サンチェス(フィリーズ)、本当にすごい投球をしているが、大谷はその彼の防御率の約半分。異常な数字だ」と大谷の圧倒的な成績を擁護した。 

 今季の大谷は9試合に先発して8度のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を記録し、防御率0・82は50イニング以上を投げた投手の中でメジャートップだ。サイ・ヤング賞争いでも中心的存在となっている。

 もっとも、パーカー氏が〝大谷懐疑論〟を展開するのは今に始まったことではない。昨季も「大谷は2024年以上の成績は残せない」と語っていたが、その後の大谷はキャリア最多となる55本塁打を放った。結果的に〝予想外し〟となった経緯もある。 

 とはいえ、夏場以降に強豪打線との対戦が増え、ポストシーズンで真価を問われることも事実。圧巻の成績を並べる大谷が、このままシーズンを駆け抜け、懐疑的な声も結果で封じられるのか注目される。