やはり相手はたまったものではないようだ。ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」のリアル二刀流で先発出場した。
試合前時点で投手として9試合に先発して5勝2敗、防御率0・82、打者では60試合で打率2割9分3厘、10本塁打、33打点、OPS0・927をマーク。投打のどちらかを極めるだけでも至難の業であるにもかかわらず、大谷だけはなぜか両方で超一流の成績を収めている。7年総額10億ドル(約1015億円=契約時)の巨額費用を投じて獲得したドジャースにとってはこれ以上頼もしい存在はいないが、対戦相手は打ち崩すにも抑え込むにも四苦八苦している。
ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督(60)は、この日の対戦前に「彼はおそらくメジャーリーグ以上のレベルの別リーグでプレーできる数少ない選手の一人だろう。それが私が彼を最も的確に表現できる言葉だ」と米メディアに語った。
さらに「彼のプレーは驚異的。打順のどこにいても彼の存在は常に意識せざるを得ない。予測不能で弱点がないからこそ、彼に打ち負かされないように万全の対策を講じなければならない。私がこれまで見てきた中で最高の選手だ。これまで本当に優れた選手たちを見てきたが、彼ほどの人物はいない」と続けた。
ドジャースとは同じナ・リーグ西地区でライバル関係にある。対戦する側としてはチームを苦しめる厄介極まりない存在だが、それ以上に一人のプレーヤーとして敬意もにじませている。ロブロ監督は「ポール・スキーンズのような投手。彼はほとんどミスをしないし、(打者としては)自分が打てると思った時にボールを捉えて長打を放つことなんてできない。彼は決して譲らないし、球威も圧倒的」と脱帽するしかなかった。
もちろん「我々は賢く粘り強く戦わなければ」「とにかく消耗させ、できるだけ早く試合から退かせたい」と攻略法を巡らせたが、一人のアスリートとして尊敬の念を抱かずにはいられなかったようだ。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」はロブロ監督の言葉を「チームが直面している状況を熟知し、日本のスター選手に対する称賛の言葉を惜しまなかった」と伝えた。大谷の存在はプロの目にも特異に映っている。












