フィリーズのクリストフェル・サンチェス投手(29)が20日(日本時間21日)、本拠地でのドジャース戦に先発して6回途中まで99球を投げて7安打3失点、7奪三振の粘投で12勝目(4敗)を挙げた。

 サイ・ヤング賞候補の一人にも挙げられるオールスター左腕は、やや球数を要しながらも先発の役割をまっとう。中でも最強打者の大谷翔平投手(32)にまったく仕事をさせなかった。初回先頭の最初の対決では外角低めへのスライダーで3球三振。3回の2度目の対戦もシンカーで詰まらせて二ゴロで打ち取り、5回は外角低めのギリギリにシンカーを投げ込んで見逃し三振に仕留めてみせた。

 結局、3度の対戦で安打を許さず2奪三振。打球を外野にも飛ばさせない投球で「MLB公式サイト」は「サンチェスは他のどの投手とも比較にならないほど大谷を圧倒し続けている」と報じた。同サイトによると、サンチェスは大谷とポストシーズンも含めて通算25度対戦し、被安打は「4」。長打を一度も許しておらず四球もゼロで12奪三振だ。

 また、大谷から12三振以上を奪った投手はサンチェス、バルデス(タイガース)、バシット(オリオールズ)の3投手。さらに長打を浴びていないのはサンチェスとピーターソン(カブス)の2投手で、大谷との25打席以上の対戦でサンチェスの被打率1割6分を下回るのはバルデス、コール(ヤンキース)、ルサルド(フィリーズ)の3人だけだという。

 大谷を封じ込める上ではサンチェスはすべての成績で上位に位置する。現状は大谷もお手上げ状態だが、今後も天敵として立ちはだかりそうだ。