阪神は5日のDeNA戦(甲子園)に2―3で敗れ、優勝マジックは「18」のまま足踏みとなった。
悔やまれるのは好機での走塁だ。2点を追う5回一死二塁から近本は右中間フェンス直撃の二塁打を放った。しかし、二走・元山飛優内野手(27)は打球の行方を見てからの判断となり、三塁でストップ。
この日は右翼から左翼に吹く「浜風」ではなく、左翼から右翼方向に風が吹く難しいコンディション。普段とは異なる風向きだけに判断が難しい場面でもあったが、絶好の反撃機だっただけに、一気に本塁を陥れたい場面でもあった。
結局、続く中野の二ゴロの間に1点を返したものの反撃はそこまで。藤川球児監督(46)は「やっぱり大事にいったんじゃないかなと思いますけど。少し引いてしまう部分もあるでしょうけど、また次、攻めていってもらうと」と指摘した。
ただ、指揮官は元山の走塁判断だけをを責めるつもりはない。秋風に変わる聖地での戦いも続くだけに「一つ成長の糧にしてもらって、次の走塁でいい走塁ができれば。それは元山に限らず、他の選手もそれを見て、自分に取り入れて、いいプレーをしてもらうっていうのがチームの務めなので」と冷静に語った。
悲願の連覇に向けひとつの判断が勝敗を左右する戦いはこれからさらに増えていく。敗戦の中で得た教訓をチーム全体で共有し、次こそ攻めの姿勢につなげる。












