ドジャース・大谷翔平投手(32)とカブスのピート・クローアームストロング外野手(24)の格差が広がる一方となっている。二刀流で奮闘した7月までは大谷がMVPの大本命であり、対抗が成長株のPCAと見られていた。それが徐々にライバルとなり、今や完全にPCAに追い抜かれてしまった。

 二刀流調整はストップし、打撃も急失速。左膝、首、右腕二頭筋に痛みを抱え、4日(日本時間5日)のナショナルズ戦を2試合連続で欠場。5日(同6日)も休ませると見られ、ドジャース入団以来初の3試合連続欠場となる見込みだ。故障者リスト入りすれば、ポストシーズンへの影響も少なくない。

 対照的にPCAは攻守に調子を上げ、同日のマーリンズ戦ではヘルナンデスの左中間に上がった大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。MVPを決定づけるかのようなスーパープレーで本塁打を阻止して見せた。打率2割8分、39本塁打、93打点、33盗塁とすべてに大谷を上回り、打撃部門の多くで上位につけている。

 米メディア「スタジアム・ラント」は「現時点でPCAは圧倒的にリードし、大谷は低迷している。大谷の投球はパワー不足ということを忘れることはできない。年齢的な衰えが見られる兆候もいくつかあり、本塁打数も盗塁も著しく低下しているバットスピードも低下している。ケガも大きなマイナスだ。PCAはトロフィーを入れるケースを準備しておくべきだ」とシーズン終了を待たずして〝軍配〟を上げている。