ドジャースの大谷翔平投手(32)は3日(日本時間4日)の本拠地でのカージナルス戦のスタメンから外れた。ベンチスタートは左ヒザの痛みのため欠場した7月30日(同31日)のマリナーズ戦以来、31試合ぶりだ。負傷者リスト(IL)入りも懸念されたが、ロバーツ監督は試合前の会見で「今のところは可能性は低い」とするも「あり得ないわけではない。状態を日々見ていく」と否定しなかった。4日(同5日)以降の出場は未定だ。

 ロバーツ監督は大谷の欠場について「今日は休ませる。試合終盤に出場できる状態かどうかは確認する。理想を言えば、今日は心身ともに休養する一日にしてほしい。その上で後ほど本人と話し、休んだことでどんな反応が出たのかを見極めたい。明日のことは、その時点で判断できると思う」と説明した。

 スタメンから外す決断をテキストメッセージで「明日は出場しない」と伝えたところ、大谷は「敬礼」の絵文字で返信してきたという。

「彼は非常に頭のいい人間だから、それが正しい判断だと理解していたと思う。それ以上の話にはならなかった。だからこそ、今日は改めて話をすることが大事になる」

 大谷はこの日、午後3時44分にクラブハウスに到着。ロバーツ監督は「フードルームで顔を合わせて『おはよう』と声をかけただけだ。本当に短いやり取りだった。球場に来てすぐ、いきなり状態について深く聞き出したくはなかったからね」。

 大谷は前日、4打席連続三振。右上腕二頭筋から首にかけての違和感を感じていたという。指揮官は試合後の会見で「腕を振っている様子も、顔をしかめているのも見た。明らかに本来のスイングではないし、どこかをかばっているのは間違いない」と認めていた。左ヒザは「投球の時」の問題で打撃に影響はないと強調した。

 予兆が見られたのは8月18日(同19日)の敵地ロッキーズ戦だった。試合前にブルペンに入り、2イニング想定で約50球投げた。その試合の第2打席に6年連続となる号を放ったが、それが暗いトンネルの入り口だった。第3打席以降、49打数6安打、打率1割2分2厘、0打点、19三振と完全に空砲になっている。

 2日(同3日)時点で、今季最長の12試合連続ノーアーチ、移籍後ワーストを更新する60打席本塁打なしとなった。12試合連続打点なしも自己ワーストだ。

 ただ、この日の休養で問題が解決するかどうかは不透明だ。

「正直、今はその答えが分からない。昨日と比べて今日はどう感じているのかを翔平本人に聞き、トレーニングスタッフとも話す。ただ、率直に言えば、最終的な判断は明日までできないと思う。試合当日の明日、本人がどのように感じているかを見てからになる」

 白紙になっている投手復帰への影響については「判断材料になる」と認めた。

 気になるIL入りについては「今のところは可能性が低いと考えている。ただ、可能性が低いだけで、あり得ないわけではない。日々状態を見ていく」と否定はしなかった。

 まずは一夜明けた4日(同5日)の状態次第だが、大谷は復活できるのか。ドジャースのワールドシリーズ3連覇への影響は必至だ。