優勝へのマジックナンバーを「18」としているパ首位のソフトバンクは4日から2位・西武との大事な3連戦(みずほペイペイ)に臨む。5ゲーム差で追いかけるライオンズ陣営としては「天王山」の位置づけ。受けて立つ鷹陣営が引導を渡せるか、注目のカードとなる。

 重要な初戦の先発を託される前田悠伍投手(21)は3日、みずほペイペイドームで行われた投手指名練習に参加。7月1日以来となる本拠地での先発登板を前に、マウンドの感覚を入念にチェックした。ここまで開幕から無敗でハーラートップタイの11勝を挙げ、防御率1・82。シーズン終盤のカード頭を託される21歳は「ローテーション的にたまたま金曜日になったというのもあるし、あまり特別な意味はない」と冷静に受け止めた上で「首位を争っている中で投げるので、最初を落とせないというのはある」と表情を引き締めた。

 今季の西武戦は3戦3勝、計20イニングを投げて無失点と完全に封じてきた。4日は獅子のエース・高橋光成とのハイレベルな投手戦が予想されるが「こっちが大量失点しなければ、ホークスの打者陣はめちゃくちゃ頼りがいがあるので打ってくれると思っている。打ってくれる分、投手が最少失点でいきたい」と腕をぶした。

 シーズン佳境の9月を迎え、球界内には独特の緊張感が漂い始めているが「別にヒリヒリしていてもこっちが受ける感じになるので、それは嫌。そういうのはあまり感じずに自分のことに集中したい」と、周囲と一線を画すように平常心そのものだ。球団では2005年の斉藤和巳以来となる開幕12連勝がかかるが「僕の中では(もうすでに)3敗している。だから、もう関係ない。たまたま打ってもらったりして負けが消えたりというのがあるので、そんなに深く捉えていない」と連勝記録にも無関心。「しっかり良い入りができるように」と、心身ともに準備万端で臨む。