祝福の波は、ダイヤモンドの外でも特大級だった。ドジャースの大谷翔平投手(31)が19日(日本時間20日)、自身のインスタグラムで真美子夫人との間に第2子が誕生したことを報告した。

 大谷は父親産休のため、同日のオリオールズ戦(ドジャー・スタジアム)を欠場。チームは9回に劇的な逆転サヨナラ勝ちを収め、公私ともに祝福ムードが広がる一日となったが、米メディア「ヘビー」が注目したのは、その発表に群がった世界規模の反響だった。

 大谷と真美子夫人は連名で、無事に生まれてきたわが子への感謝と、支えてくれた周囲への謝意を英語で投稿した。赤ちゃんの小さな両足、そして愛犬デコピンの姿も添えられた一枚は瞬く間に拡散。同メディアによれば、投稿からわずか3時間で「いいね」は100万件近くに達したという。日本、米国、アジア圏をまたぐスーパースターの発信力は、もはや一選手の慶事という枠を軽々と飛び越えた。

 コメント欄にも、著名人が次々と駆けつけた。俳優のジャスティス・アレクサンダーは「大谷ファミリーにおめでとう」と祝福。現代美術家、ポップアーティストとして世界的な活躍を繰り広げている村上隆、米ニューヨークを拠点に活動の幅を広げるパフォーマーの渡辺直美も反応し、野球界の外側からも温かなメッセージが寄せられたことを同メディアも大きく報じた。

 ドジャース公式アカウントやNFLのロサンゼルス・ラムズまで祝意を示し、スポーツ、芸能、アートを横断する〝大谷現象〟が改めて浮き彫りになった。

 ファンの反応も熱を帯びた。赤ちゃんの手足に目を留め、「将来はレイカーズかドジャースでプレーするのでは」と冗談交じりに期待する声や、「野球界の王子様がやってきた」と沸く声もあった。競技の内外で支持を集めてきた大谷だけに、出産報告は勝敗や成績を超えたニュースとして拡散。普段は本塁打や登板内容がニュースの中心になるが、この日ばかりは家族の節目が主役となり、海の向こうでも日本語、英語を問わず祝福があふれた。

 第一子誕生から約1年2か月。世界最高峰の舞台で二刀流として走り続ける大谷は、家庭でも新たな節目を迎えた。グラウンドを離れた一報でさえ世界を揺らす。第2子誕生のニュースは、大谷翔平という存在が競技の枠を超え、世界的アイコンとなっている現実をまたも印象づけた。