タイガースは29日(日本時間30日)の本拠地オリオールズ戦に延長12回、9―10で大逆転負け。先発したタリク・スクバル投手(29)は6回2/3を投げて4安打1四球3失点(自責3)、6奪三振で勝ち負けはつかなかった。

 8月3日にドレード期限が迫る中、渦中のスクバルはタイガースのユニホームを着て投げるのは今回が最後になる可能性があり、大きな注目を集めた。6回まで被安打2とほぼ完ぺきな投球を披露。7―0と大量リードで迎えた7回二死一、三塁からタベラスに中前適時打を浴びて1失点したところで左腕はマウンドを降りた。

 ところが2番手の右腕フィネガンが四球で満塁とし、続くホリデーに2点適時打を浴びてしまいスクバルは3失点となった。その後もタイガースの救援陣が崩れ、8回に7―7の同点に追いつかれたチームは延長戦での力尽きた。

これが見納め?帽子を取るスクバルと拍手する観客(ロイター)
これが見納め?帽子を取るスクバルと拍手する観客(ロイター)

 まさかの結末に米大手紙「USA TODAY」のボブ・ナイチンゲール記者は「タリク・スクバルがマウンドに上がっていた7回、デトロイト・タイガースはボルチモア・オリオールズに対し7対0とリードし、順調に試合を進めていました。しかし、試合は7対7の同点に追いつかれてしまいました。ブルペンを劇的に強化するような動きを見せない限り、今タイガースがスクーバルを残留させることは全く理にかなわないでしょう」
とXに投稿した。

 これを受けた米メディア「クラッチ・ポインツ」は「プレーオフ進出をうかがうチームにとって、あまりにも痛恨の敗戦だった。その敗戦のあまりの酷さに、ナイチンゲール氏でさえ、デトロイトが最終的にタリク・スクーバルをトレードする確率は99%だと認めるほどだ」と指摘。7―0からの無残な敗北はサイ・ヤング賞左腕の決断に大きな影響を与えるかもしれない。