巨人は5日の広島戦(マツダ)に4―0で快勝。連敗を「3」でストップさせ、8月初勝利をつかんだ。

 先発した井上がエースの役割を果たした。初回、ファビアンに右前打を許したものの、続く坂倉の投ゴロを好フィールディングでさばき無失点でスタートすると、3回二死では一塁走者・菊池をけん制で刺して、スリーアウト。テンポの良い投球に加え細かなプレーでも存在感を示し、7回無失点の好投で自身初の2桁勝利となる10勝目をマーク。チーム一番乗りで大台に到達した。

 打線も井上を援護した。5回、井上が犠打をきっちり決めて一死二、三塁と好機を広げると、18日ぶりのスタメンとなった知念がプロ初打点となる先制適時打を放つ。さらに11日ぶりに先発出場した小浜が2点適時打。沖縄出身ルーキーコンビが起用に応え、3点を奪った。さらに3点リードの9回一死二塁では佐々木が適時二塁打を放ち、4点目を挙げて勝負を決めた。

 橋上秀樹監督代行(60)は10勝目を挙げた井上を「優れた内容ですもんね。納得できるというか、うなずける10勝目だと思う」と称賛。

 また、9試合連続で「1番・二塁」で先発していた浦田を外し、同じ役割を小浜に託した理由については、「今日は浦田選手を休養もかねて休ませて、そこに小浜選手を入れた」と説明。「そういった選手が要所でいい働きをしてくれました」と起用に応えた活躍ぶりにうなずいた。

 左腕の広島先発に対し、左打者の知念をスタメン起用した意図については「対左(投手)での技術力の高さ、数字にも残っていますのでそこはポイントでしたね」とした上で、「あとは嫌な形で連敗もしてましたので、何か起爆剤というのかな、そういったものがちょっとあればな、と思いましたので」と狙いを明かした。

 若手を積極起用した橋上采配が実を結び、チームは嫌な流れを断ち切る熱帯夜の白星をつかんだ。