ドジャースは19日(日本時間20日)、敵地ニューヨークでヤンキースとのダブルヘッダーを1勝1敗で終え、今季中の対戦を2勝1敗で終了した。

 第1戦では山本由伸投手(27)が9回まで102球を投げて4安打2失点、無四球の好投で完投。2年連続で2桁勝利となる10勝目を挙げ、レギュラーシーズンでは初めての完投勝利となった。前日の試合が悪天候の影響で中止となり、1試合目でブルペン陣を休ませるエースの投球で存在感を見せつけた。

 一方で先発ローテーションは気がかりな状態だ。炎症を抱える左ヒザに治療を受けた大谷翔平投手(32)の登板について、デーブ・ロバーツ監督(54)が当面の間見送る方針を示したと米メディアが報じた。すでにヒザにたまった水を抜く処置を受け、打者としてプレーを続けているものの今後に向けて大事を取った格好だ。

 ただ、地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「大谷翔平のヒザの故障はドジャースの優勝争いに暗い影を落とす事態」「これはもはや予防措置の域を超える深刻な問題となっている」と報じている。残り試合すべての登板回避についてはロバーツ監督が「その可能性はないと思う」と否定。一時的な〝投手休業〟としているが、同紙は「ロバーツ監督の言葉をそのまま受け止め、ドジャースが極度の慎重さから大谷を一時的にローテから外したと仮定しよう。もし大谷が1か月間登板しなければ、復帰した時どんな投球ができるのか」と疑問視した。

 大谷は投打にわたる絶対戦力だ。「ドジャースは彼に登板機会を与えつつ、再び故障するほど酷使しないようにバランスを取らなければならない。間違いなく言えることは、8月3日のトレード期限までタリク・スクバルや他の先発投手を獲得するかどうかにかかわらず、ドジャースには大谷の登板が必要ということだ。ブレーク・スネルはマイナーでリハビリ登板を始めたばかり。タイラー・グラスノーは依然として実戦登板していない」と〝駒不足〟に陥る懸念があるだけでなく「大谷のヒザの故障が打者としてのパフォーマンスにも悪影響を及ばす可能性がある」と危機感を漂わせている。

 この日の大谷は1試合目で5打数2安打2打点、2試合目は4打数1安打で後半戦の3試合を終えて本塁打はまだ出ていない。チームは地区首位を独走、ワールドシリーズの3連覇へ快調にも映るが、不安は尽きないようだ。