ドジャースの大谷翔平投手(32)の次回登板が白紙になったことが20日(日本時間21日)も波紋を広げている。ロバーツ監督は19日(同20日)に左ヒザの回復を優先して予定された22日(同23日)のフィリーズ戦での登板を回避。次回登板を明言しなかった。

 MLBネットワークの番組「MLBナウ」では、司会のブライアン・ケニー氏が、大谷をチームに富をもたらす「黄金のガチョウ」に例え、ドジャースの管理方法に疑問を呈した。

「私は大谷について何度も熱弁を振るってきた。後ろに黄金のガチョウを置いて、『彼らは黄金のガチョウをオーブンに入れようとしている』と言ったこともある。そして今、彼は水曜日に先発できなくなった。スイングする時も足を引きずり、ヒザの状態が悪いことは見て分かる。『十分に慎重を期している』という言葉を何度も聞くが、黄金のガチョウに対して、まだ慎重さが足りない」

 これに対し、元メジャーリーガーのショーン・ケイシー氏は「全く同意できない」と反論。「162試合を戦えば、どこかを痛めることはある。大谷を見ると、黄金のガチョウだから何かあればすぐ休ませるべきだと思ってしまうが、彼自身が先発投手としてプレーする道を選んでいる」と、大谷本人の意思も尊重すべきだと主張した。

 一方、ドジャースのラジオ中継でリポーターを務めるデービッド・バッセー氏は、大谷について「今後数週間は試合で投げないのではないか」と予測。米ヤフー・スポーツのポッドキャスト番組「ベースボール・バー・B・キャスト」は大谷が当面、打者に専念する「一刀流」になったとの見方を示した。

 マルチメディアスポーツ番組「ファウル・テリトリー」では、元外野手のケビン・ピラー氏が「ヤンキースとのダブルヘッダー第2戦を見たが、100%の状態には見えなかった。ドジャースがワールドシリーズ3連覇を目指しているのなら、どこかの時点で本人や球団内で話し合い、数週間休ませることを考えてもいいのではないか。ヒザを完全に回復させ、彼を本当に特別な存在にしている二刀流の姿で戻ってくるためにね」との見解を示した。

 カリフォルニア・ポスト紙のドジャース番、ジャック・ハリス記者によると、大谷は19日に続き、この日も試合前にフィールドでキャッチボールを実施。ロバーツ監督は、今週末までに再びマウンドから投球することを目指していると説明したという。ただし、先発ローテーション復帰時期については、依然として明言を避けている。